VMAX 修理中に発覚したトラブル(2022年4月)


ジョグ(CE50)エンジントラブル


4サイクル水冷エンジンのトラブル事案

ヤマハの50cc4サイクル水冷エンジンの2007~2008年あたりの車両でゴムの劣化などにより

思わぬトラブルなど出て来ていますので早目の整備をお勧めします

写真左の中央に映っている銀色の部品がジョグなどについている冷却水を循環させるウォーターポンプです。エンジン周りの各部に繋がっているホースを取り外します。写真右が部品の内側の写真ですがドロドロとしたものが付着しているのがわかります。

そこから更にウォーターポンプの分解を進めていくとベアリング(写真1枚目)とオイルシール(写真2枚目)が出てきます。写真3枚目の中央に映る黒い王冠のようなものが付いている部品が、エンジンから伝わってきた動力によって冷却水を循環させます。この時ゴム部品(シール)が劣化していたり、オイルの汚れ具合によってベアリングが正常に回転出来ないと冷却水漏れなどの原因になります。


ビラーゴ125


ジョグ(CE50)ヘッドライトボディ腐食

錆や腐食がヘッドライトボディ側の金属部分に発生するとそこから電気の短絡が起こり、ヘッドライトの玉切れが早くなります。

錆落としなどで完全に対応できるものではないので、早めのヘッドライトボディ交換をお勧めします。


シグナス駆動系 2万4千Kmベルト切れ

2014年式シグナスXの駆動系部品 Vベルト切れ時の修理・交換部品の写真です。メーカー交換推奨は2万kmですが、2万km走ったからといって

すぐに切れる物ではありません。しかし、ベルトが切れた場合クラッチ等の回転部品に巻き込まれてしまうと通常の部品交換より高い金額での修理が必要となります。写真ではVベルトだけでなく遠心力によって変速を促すウエイトローラー(写真左下)にも片減りが出ているため交換が必要になります。